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COMMUNICATIONS

エッセイ

おもしろい赤鬼が息づく日文研

朱 捷(外国人来訪研究員)
2026年8月5日

 日文研での一年間は、私の研究にとって大変実り多いものでした。新たな研究の視野が広がっただけでなく、研究者に対する手厚いサポートの数々に深く感謝しております。歓迎会をはじめ、ランチミーティングや夕食の席での楽しい会話、また研究報告の際にご指導・ご支援くださった先生方や事務の皆さまの細やかなお心遣い——どれもが温かい思い出です。

 なによりも、それぞれに独自の研究関心をお持ちの先生方や、世界各地から集まった研究者の皆さまと交流できたことは、何よりの財産となりました。まさにこの知の宝庫にて、私は確かに濃厚な“気”を感じ取っていました。その感覚がやがて、研究報告会における「気」をめぐる発表へと結実したのです。

 日文研は静かで心地よい山の中にあります。花の舞公園や桂坂公園で四季のうつろいを感じ、研究に疲れたときには野鳥公園や裏山を歩き、松尾大社へ続く竹林の道を散策した日々。研究と生活、知性と身体の両面で、この一年は私の心を深く動かしました。

雪降る大枝山町、日文研の草木と松かさが生んだ小さな雪だるま
撮影日:2026年1月25日(筆者撮影)

 また、今回の日文研での研究生活は、私の家族も一緒に過ごしました。彼らもまた、先生方や事務の皆さまの温かいご配慮に支えられ、京都の文化と日文研ならではの雰囲気を存分に感じ取ることができました。とりわけ帰国が近づいた頃、大枝山町の美しい雪景色に感慨を深めました。あの大雪の数日間には、家族とともに小さな雪だるまを作ったことも、今では大切な思い出です。

朱捷

金陵の地より