COMMUNICATIONS
連載記事
京都の端から、こんにちは 第39回
井上章一(所長)
2024年2月1日
前に、当研究所のすぐ近くで熊があらわれたことを、書きました。いわゆるコロナ禍の最中です。そして、その時は事態を、こううけとめました。
ちょうど、コロナへの感染をへらしたいと思っていたころです。教職員にも、出勤の制限をよびかけていました。日文研でも、とうぜん人影は少なくなっていたのです。だから、熊も安心して近よりだしたのではないか、と。
ですが、12月19日に知りました(2023年)。また、日文研のまわりに熊が出現したことを。
今、私たちの職場は、積極的な感染対策をおこなっていません。スタッフは、ごくふつうに出勤をしています。以前のように、人をあまり見かけない状態からは、脱却いたしました。もう、人さびしいところではありません。
にもかかわらず、熊。どうやら、私たちの研究所は熊の生息地と、それほどはなれていないようです。あらためて、痛感したしだいです。