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京都の端から、こんにちは 第62回

井上章一(所長)
2026年3月25日

 「サムライ」展が、今ロンドンで話題をよんでいます。大英博物館の展示です。ちょっと、そそられますね。どんなサムライ像がしめされているのか。気になります。

 日本の博物館でも、侍の鎧や兜は、よく陳列されてきました。刀や槍、そして弓矢も。旧城郭の近くにある施設では、たいていそれらが目玉になっているのです。ですが、どこを拝見しても既視感がただよいます。展示には、あるきまりきった型があるようです。

 ロンドンの「サムライ」展には、その常套をうちやぶってほしい。へー、こんな見せ方があるのかと、思わせてもらいたい。日本国内では思いつけない会場光景になっていればいいのになと、期待をしています。

 日文研でも、この企画との連携を計画してきました。今年の11月には、「サムライ」像をめぐる国際共同研究もひらく予定です。うまくいくようだと、恒例の仕事になるかもしれません。つぎは、ルーブルあたりと連絡しあって、たとえば「ゲイシャ」展を開催する。そんな夢を、かってにいだいているところです。