COMMUNICATIONS
連載記事
京都の端から、こんにちは 第57回
井上章一(所長)
2025年8月28日
今年、9月のはじめごろに、韓国へいくつもりです。翰林大学からまねかれ、講演の要請をうけました。また、学術的な討論も、同時におこなわれます。そちらへの参加もたのまれ、いずれも私は快諾しました。国際日本文化研究センターの使命にも、あっている。自分にふさわしい仕事だと考えたからです。
ただ、最近になって、私はとまどいだしてもいます。韓国での発表じたいに問題を感じたからでは、まったくありません。問題は、阪神タイガースにあります。私はながらくこのチームを応援してきました。ありがたいことに、今年は強い。勢いがあり、9月の初旬あたりで優勝のきまる可能性が、見えてきました。
私が韓国へいっている間にそうなってしまうのは、やはりつらい。できれば日本で、関西で、可能ならば志を同じくするファンどうしで、よろこびたいのです。
しかし、こんな理由で韓国の用事をことわるわけにはいきません。私も社会人のはしくれです。ちゃんといきますよ。でも、万が一8月末に私がケガをして入院するはめになったらどうでしょう。うたがわれるのかな。わざと事故をおこし、阪神優勝の一瞬を見とどけたんだな、と。