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COMMUNICATIONS

エッセイ

忘れられない日文研

周実(中国東北大学文法学院教授/日文研外国人研究員)
2022年4月20日

1、美しい場所

 国際日本文化研究センター(日文研)は、京都南西部の山腹にあり、山々に囲まれ、美しい嵐山とつながっています。山の中の木々は春夏秋冬を通して、常に若さと活力をさまざまな色で見せてくれます。特に夏の新緑と秋の紅葉の時期が素晴らしいです。研究の合間に散歩をしていると、いつもその美しさに酔いしれます。また、蝉の声やいろいろな鳥の鳴き声も聞こえてきます。

2、広々とした明るい研究室

 ここ日文研で勉強できるのは、本当に世界で最高の時間です。独立した研究室は広々として明るく、訪問者もまばらで、静かに自分の研究に取り組むことができます。そんな環境に毎日浸り、幸せで有意義な日々を過ごしていると感じます。

3、便利なライブラリー

 また、日文研の図書館やサービスについてもお話ししたいと思います。日文研の図書館には豊富な本のコレクションがあり、蔵書数は信じられないほどです。謙虚になって一生懸命働くしかない。日文研の事務職員は特に注意深く思いやりがあります。会議の通知から、新型コロナウイルス感染症の予防と管理、本の個別購入に関する申請まで、外国人研究者に対するスタッフのフレンドリーで丁寧な態度は、日本人の質の高さを感じさせます。

4、知識豊富なカウンターパート

 ここでは、メンターと連絡を取り、彼の作品を研究し、自分の考えを報告し、学術的な問題を尋ねることもできます。彼の優雅さと謙虚さには説得力があり、その研究内容から人柄に至るあらゆる面で多くの恩恵を受けています。
 さらに、他の研究者との接触を通して多くのことを感受しています。
 まさに「談笑有鴻儒、往来無白丁」(ここで談笑しているのは大学者たちであり、卑しい輩の往来は見られないの意。劉禹錫「陋室銘(ろうしつのめい)」より)。
 唯一残念なのは、コロナ禍により多くの研究者と接触する機会が制限されたことです。

5、快適な居住環境

 日文研ハウスは、快適で便利な生活環境です。研究室から徒歩5分、渋滞の心配がなく、貴重な時間を節約できます。長くて広々としたリビング、モダンでインテリジェントなトイレ、インテリジェントなガス警報システムは他の先進諸国に劣りません。高度なテクノロジーに感心させられました。

周先生画像(研究室)